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XA-32は、第二次世界大戦中にアメリカ陸軍航空隊向けにブリュースター社が試作した攻撃機である。性能劣悪のため採用・量産には至らなかった。 ==概要== XA-32はブリュースター社がアメリカ陸軍向けに製作した唯一の機体である。胴体内に爆弾倉を装備した中翼単発の単座攻撃機で、2000馬力級のエンジンと合計8門の機関砲を搭載し、地上攻撃の他戦闘機としても使用できる機体を目指していた。 開発は1941年から開始され2機の試作発注を受けた。しかし、元々機体製造能力が低かったブリュースター社であったが、この頃には深刻な経営危機に直面しており、新型機の開発に割くことのできる時間が限られていた。このため、試作1号機は開発を開始してから2年後の1943年4月にようやく完成した。そして、完成した試作機は軍の期待した性能を発揮するには程遠いものであった。 テストの結果は散々たるもので、飛行時の安定性が不足していた上に速度性能等も満足な数値が出せず、パイロットの指摘した一番の問題は、カウリングを囲むように配置されている排気管からの排気炎が酷く、夜間飛行時には「目の前に炎の輪ができて前が何も見えない」ことであったという。 飛行性能の低さの原因は機体重量に対してエンジンが明らかに馬力不足なことで、ブリュースターではエンジンをP&W R-4360 “ワスプメジャー”に変更することを希望したが、既にこの機体に興味を失っていた陸軍はその要求には応じず、加えてブリュースター社への支援を海軍が放棄したために機体を改修する余力がなくなったので、本機の開発は試作機2機をもって中止となり、製作された機体はスクラップとして処分された。 結局、この機体がブリュースター社が開発した最後の軍用機となった。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「XA-32 (航空機)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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